メロディー・ライン
シンガーソング・ライターの「さだまさし」さんである。
学生の頃から大好きな歌手の一人です。
若い頃、彼の歌は【暗い】、【地味】等々言われていましたが、他人の言う事には耳も貸さずに聞き入っていました。
元々は、彼の歌詞が好きでした(今でも好きですが・・・)。当時、私にとってのさだまさしという歌手は、『歌詞の歌手』というイメージが強かった。
面白い歌詞、郷土を題材にした歌詞、歴史に基ずく歌詞・・・諸々の歌詞は多々ありまが、言葉が奇麗だと思うのです。言葉によっては捉え方も様々です。また読み方も様々です。
本来、日本語という言語は非常に奇麗な発音の言語だそうです。
今の、呼称を省略して呼ぶ呼び方とかを否定する気はありません。日本という国ではそれで通じてしまうのですから。自動車レース最高峰の名称:F1も、日本では「エフワン」で通じますが、ドライバーのコメントでは「エフワン」という呼称は出てきません。必ず「フォーミュラ・ワン」と発音しています。何でも省略してしまう事が当たり前の現代、奇麗な言葉が耳に残ります。
さだまさしの歌を好きな理由もここにあります。彼の面白い歌詞もあれば、奇麗な日本語で綴られた歌詞が存在するのも確かです。
例えば、飛梅(とびうめ)という曲の終盤に出てくる歌詞で、「東風」という言葉がでてきます。
最初は「ひがしかぜ」と発音し、次には「こち」と表現しています。同じ文字で読み方一つ違えば感じ方も捉え方も変わってくると思いませんか?
そう思い乍らまた彼のCDを聞いていたら、歌詞もそうですが彼のメロディー・ラインが美しい事に再度認識させられました。
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